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第六一六回('16年9月25日 放送)
 「さあ突入、臨時国会!」

ゲスト: 石破茂 氏/蓮舫 氏

御厨

「小池都知事については、ここにきて政治塾の立ち上げを表明し、小池新党が取り沙汰されています。石破さん、これはどういうふうにお考えでしょう」

石破

「新党はできるかどうか知りません。だけど小池さんが知事に立候補して、新しい政治の流れが出来たことは間違いない事実ですよね。多くの方が緑のハンカチとか、お野菜とかね、そういうのを持って。日ごろ政治の現場に来られない方が多く集まって、これをひとつのきっかけとして、都政の主権者として、あるいは国政の主権者として、傍観者じゃなくて主権者ってなんでしょうねってことをご理解頂くっていうかな。その、投票する時だけの主権者じゃありませんよと。選挙で小池さん勝ったからそれでいいんじゃないと」

「あなた方は都政のあるいは国政の主権者としてどうあるべきかって事を、小池さんが色々啓蒙して議論するとすれば、それは意義のあるものだと思いますね。それが政治塾となって、政治塾が政党となって今後どうなるか、それは今の視点であれこれ言うことではないです」

御厨

「蓮舫さんいかがです。この点」

蓮舫

「初めてだと思います。都議会で扱う都政というものにこれだけ脚光が浴びられたのは。今まで都議会議員選挙の時でも、恐らく東京キー局のメディアでも都政はほとんど報道されてきませんでした。つまり、国政とリンクされて、国政の代替戦争だというような位置づけにされた首都決戦という歴史が随分ありました」

「私たちは例えば、都営地下鉄の在り方ですとか、あるいは東京都庁職員の天下りの問題ですとか、随意契約の問題ですとか、色々なことは改善をしようと、あるいは銀行の話もですね。提案をしてきましたけれども、いつもそれは国政の影に埋もれてしまっていたので、今回、この豊洲の問題を始めとして、これは東京都政なんだという認識を全面に出された小池知事というのは私は素晴らしいと思います。その意味で、政治は国政だけじゃないんだ。都政のための都民ファーストの政治塾という考え方は、極めて私は合理的だし、我々の仲間も勉強させて頂ける機会があれば、参加をしたいと思います」