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第六一五回('16年9月18日 放送)
 「さあ突入、臨時国会!!」

ゲスト: 野田聖子 氏/片山善博 氏

御厨

「さあ、野田さんに聞いておきたいのは自民党総裁の2年後までの任期延長問題ですが。ズバリ野田さんはこれをどうお考えでしょう」

野田

「私は構わないと思っています。あくまでもこれは自民党の内規で、その都度その都度の先輩たちが、決めたり変えてきたことなんで。今は機運としてやっぱり長期政権大切だよねってことで、今は1期3年の2期までを3期にするのか、それを取っ払うのか、色々議論があるんですけど。それは構わないんです。ただ大前提として、であれば総裁選は必ずやってよねってことなんです。そこが問題で、前回もそこにこだわったんだけど。やっぱり圧制をされて声が出せなくなるような政党ではダメで、立派な総裁であればその都度信任されて、どれだけでもやって良い。それが国のためになるなら良いと思うけど。今ちょっとね、嫌だなと思うのは、個別の事例、つまり安倍総理をやらせたいという人たちが延長して良いんじゃないかと言っていて、次を狙ってる人たちが嫌だと言っているところが、なにか姑息に見えて。もっとやっぱりルールの厳格化っていうのをしてもらえば、私は。自民党の内規ですから」

御厨

「なるほど。分かりました。それで加えて確認しておきたいのは、前回はチャレンジして見送りでした。次回の総裁選は出るわけですよね」

野田

「はい。もう当然応援して頂いているし、それを期待してくれている人が少なからずいて下さる間は、そういう人たちとやっぱり汗をかいて。安倍総理を否定するわけじゃないですけど、やっぱり足りないところをどんどん申し上げることが出来るのが総裁選の醍醐味だから。それはやっぱり言い続けていかないといけないと思ってます」

御厨

「それは任期延長になっても総裁選に出られる」

野田

「もちろんです」

御厨

「はい。明快な回答で、ありがとうございます。任期延長は自民党内でも支持する声が相次いでいますが、片山さんはどういうふうにご覧になってます」

片山

「まあこれは自民党のことですから、自民党内部で決めたら良いとは思いますが。ただ、自民党はずっと与党をやられてきて、これからもしばらく与党でしょうから。そうなりますと一方で、総理大臣の任期ってないわけですよね。もちろん衆議院の選挙っていうのが区切りにはなりますけど。それを何回も続ければエンドレスなわけですね。そういう中で、与党である自民党がいわば権力に対して整地を加えるという、そういう性格があるわけですね。それを権力の座にある方が、直接ではないにしても、まあ直接・間接、自分に課せられた箍を取り外そうというのは、やっぱりこれは違和感を感じざるを得ない。これ、例えばロシアのプーチンもそういうことをされましたよね。だから、自分はルールに従うけど次からはこうだよっていうならば、非常に説得力ありますけどね」