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第五六四回('15年9月13日 放送)
 「緊迫『迫る採決』『株大乱高下』
  〜なぜ私は怒っているのか!!」
 ゲスト: 山崎拓 氏 / 増田寛也 氏

御厨

「このほど、安倍総理が自民党総裁に無投票再選されました。山崎さん、無投票再選というこの事態。今回の総裁選を巡る動きをどうご覧になりますか」

山崎

「まあ結果としましてね、そうなったんですが。私は安倍政権にとって、けしてプラス要因ではないと思います。なぜかと言うと、大政翼賛会的に自民党がなってるという事を証明したというのがひとつあるし、それからやっぱり自民党というのは幅の広い政党で、右から左まで右って言ってもそんなに右じゃない、左って言ってもそんなに左でもないが。要するに政策的にも非常に幅のある政党であるという事が言われてたのに、誰一人ですね、政策を掲げて立ち上がろうとしなかった。野田さんはそうしかかったんですけども。で、結局無投票になってしまうとですね、安倍政権に対するいわゆる一種の党員投票ですから、国民投票になぞらえて言えばそれがなかったという事なので、正当性がこの選挙を通じてこの3年間与えられたと、安倍政権に対してですね、そういう手続きがなかったので、弱いと思いますよ、かえってね。みんな心の中ではこんな事じゃいけないと思いながらね、今の権力がかなり強い形になってしまっておるので、ひれ伏した形に党内全派閥、無派閥も含めてなってしまったということは、ちょっと政権としては弱いと思います」

御厨

「そして、採決直前の状態にある今の現役の国会議員にこれだけは言っておきたい事は。増田さん」

増田

「私は、採決を終わった後ね、例のシルバーウィークがありますよね。恐らく全国会議員、賛成した人は賛成した人で自分の選挙区に戻ってですね、ずっと有権者から色んな事聞かれると思うんですね。どういう事を胸を張って言えるか、考えながら是非一票投じて欲しいですね」