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過去の放送 出演者 時事放談「サロン」 テレビプロデューサーの日々
 
 
第五六一回('15年8月23日 放送)
 「『猛暑』の中で…」
 ゲスト: 増田寛也 氏 / 浜矩子 氏

御厨

「さあ自民党の若手議員の方です。離党騒動、浜さんどうご覧になりますか」

「これはまあ、この若手君の個人に関する限り、もう何をかいわんやという酷さでありますけども。本当の問題は、こういう人達を自党の代議士として抱えているという自民党の体質。

さっきも話に出た、とんでもないことを言っている若手の勉強会に、この人も顔を出してたりということですけども。こういう人達が党内に居るということについて、それを把握出来ていなかったのか、知っていて素知らぬふりをしていたのか、あるいはこういう人達に本当は自分たちが言えない事を代弁させているのか。いずれにしても自民党という政党の体質、安倍政権というものの体質というところにもっともっと我々は目を向けなくてはならないと思いますね。

こんな発言をしたり、こういう不祥事に手を染めていくというような人達を一員として抱えているという、それを自民党という政党はどういうふうに反省し、どういうふうに対処していくのか、そこをやっぱりもっと追及していってしかるべきだと思いますね。公明党なんかもやっぱりそういう観点から突っ込んでいくという事が求められるんじゃないでしょうか」

御厨

「増田さんどうでしょう」

増田

「未公開株という言葉を聞いてね、昔のリクルート事件を思い出したんですけどね。国会議員としての資質を問われるような、思想というか考え方、理念じゃなくて資質を問われるような、そういうことが最近多くなってきたように私は思うんですね。

結局、選ばれたから国会議員になるわけで、最終的には選んだ責任者は国民側という事になるのかもしれませんが。私は、選挙でスクリーニングなんて到底出来るわけないんでですね、大事なのは何か危なそうな人達を排除する仕組みがね、きちんとしてるという事が大事で。

そういう事からいうと、もちろん報道ベースですから本当に真実がどこにあるかっていうのはあるかもしれませんが、早く本人が出てきて言う事と。それにしても離党じゃ私は本当は済まないだろうと。そういう未公開株に何か関与してるようですから。

ですから自民党にしてみれば次の時の公認とか、有権者が選ぶなんて時に、それが真実であればまさか公認する事はないだろうし、もっと前に辞職かどうかという話になると思うんですが。それにしても排除するところを徹底的にきちんとしておく必要があると思いますね」