「昔の社会保険庁、今は日本年金機構が、まあお粗末であるという事を言ってしまえば事は簡単なんですが。この種のものはですね、絶えず起こり得るということを、まず念頭に置かなければいといけないんじゃないかと。
私は実は例の中国の漁船の船長が逮捕されたビデオがですね、これは海上保安庁の職員が自分でダウンロードしてそれを漏らしちゃったわけですけども。当時ITで、どこまで政府の、ある時期は秘匿すべきとか、完全に秘匿しなければならないとか。どの範囲では持って良いけども、外へ漏洩されたら困るっていう情報を、どう管理したら良いのかというのをですね、検討委員会作ってやったんですよ。あの時、2010年の10月以降ですね。
そしたらやっぱりITの専門家はですね、ハッキングとかハッカーとかこの種の事はですね、日々やってる人が、オタクでやってる若い人がおってですね、そういう人を雇ってこない限り防止出来ないと言うんですよ。つまり、霞ヶ関の役人でパソコンとかITが分かってる程度の人では対抗出来ないという話があって。そういう人に話を聞いたり色々やりましたが、その専門家が言ってたのは、日本の役所の書類というか情報はもうどこからでも入ってどこからでも取れるみたいな、そういうふうに思われているという話もありましてね。これはもう日進月歩というか、日々競争なんですね。だからアメリカのCIAであろうがFBIであろうが、国防省であろうが財務省であろうがですね、絶えず色んなところに漏れたりするでしょう。
だからこの話は、もう個人情報は絶対にインターネットに繋げないようにしておくとかですね、そういう事をやらないとですね、ものすごく便利な道具、ツールなんだけども、パソコンというのはですね。インターネットというのはこういう事があるという事も考えておかないといけないんじゃないでしょうかね」
|