「危機管理の中枢でまさかの出来事でした。武村さんも官房長官時代には前の官邸で過ごされたわけですが、この事件どう思われました」

「いや、本当に、警備の隙を突かれたという感じですね。しかし、誰かが意図的に飛ばしたことには間違いないわけで。これからどんどんドローンってのが広がっていくようですからね、このまま放っておくわけにはいかないですね。なんか、家電販売店でも安いのは１万円くらいで売っていると新聞記事に書いていました。そんな安いのかと思ったんですが、とにかく何らかの規制か対策が必要になってくるでしょうね」

「片山さんいかがですか」

「虚を衝かれたということですけども。考えてみますとね、ホワイトハウスでも似たようなことがあったり、色んなことがありましたから。本当はもっと早く対応策を講じるということだったんでしょうけど、まあ今からでも遅くないですから、きちっと対応策考えて頂きたいですが。ひとつね、気になりますのはね、こういう時にすぐ、関係省庁連絡会議とか言ってですね、お役所だけでこの規制とか、対応策を講じようとするんですね。そうしますと、どうしても過剰になったり、不必要なことまで規制することになりますから。ぜひね、利用者とか研究者とか技術開発とかいろんな民間の人たちの知恵も入れてどういう規制が良いのかということを考えて頂きたいですね」