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過去の放送 出演者 時事放談「サロン」 テレビプロデューサーの日々
 
 
第五一七回('14年10月5日 放送)
 「スタート国会論戦」
 ゲスト: 野中広務 氏 / 古賀誠 氏

御厨

「まあここまで景気が良くないんだから消費増税は見送れと言う意見が一方。他方で、国が借金をですね、1000兆円も抱える中で財政再建は是非とも必要だと。加えて見送りによってですね、国債の金利が上がったらこんなに沢山の借金の金利が大変であると、断固従って増税すべきと。真っ二つに割れてる訳ですが、さあ野中さんはどうお考えでしょう」

野中

「まあ進むも地獄、退くも地獄と言う両方をもってますから、定められたこの消費税を、非課税の部分をどのように生活の苦しい人達に配慮しながらやるかと、そう言う事を十二分に考えながら、私はある程度進めていかなきゃならんのじゃないかと思いますね」

御厨

「古賀さんいかがですか」

古賀

「僕は最初に話が出たね、谷垣幹事長の起用。これは10%というのは三党合意ですね。これはそう簡単に反故には出来ないと思いますね、政治の信頼という意味でも。それが一点ありますね、それともう一点はですね、今もお話が出ていたように我々生きている人達、生きとし生ける生活も大事ですけど、大きな10%という基本理念は、付け回し、子どもや孫に付け回しをしないという大きな決断がやはり必要だろうと思うんですね。この財政再建の問題というのは。そうなるとそう簡単にですね、この景気状況では、こういう環境では10%無理だよという結論を出すのはね、私はなかなか判断の難しいところではありますけれども、いかがなものかと。やはり今お話があったような弱者への救済、それから激変緩和は必要でしょうけども。むしろそういったところをしっかりね、国会議員の先生方知恵出して、これはいち政府だけではなくて、全ての人達が知恵を出してね、そして10%を乗り切っていくと、やっていくと、言うくらいの覚悟が必要だろうと思います。そこを逃げてはいけないと思いますね」