「上げた場合のデメリットというのは、それによって駆け込み需要は増えるがその後がたんと落ちますねと。いうこともあってですね、経済が回復するのを一気に冷やしてしまうと、いうことがデメリットとして言われる訳ですよね。
で、それはそうですかと言う話であって、橋本政権の時を見よと、消費税を3から5に上げたと、そのことによって結局は減収になったではないかと。経済は悪くなったではないかと言われる訳ですね。それはちょっと待って下さいなと。あの橋本政権の時はアジアの通貨危機があり、国内でも証券会社が倒れる等々あったでしょと。あの時よりもはるかに今は財政が悪いですよねと。そして民間の経済指標ってのはあの時と比べて全てが改善していますよねと。だから橋本政権の時ダメだったから今回もというのは議論が短絡的じゃないですかと。今回上げなければ、財政規律と言うものを守る気が無いのだと、いうことで金利が急騰、暴落国債っていうのはあっという間に起こるものです。
ですから、そういうようなことは絶対に避けなければならないのだ。と言う話があり、どっちも人気取りで消費税を上げないとかそんなことを言ってる訳ではない。ではどちらが財政再建のために良いか、財政規律のために良いか、どっちもそれはよくわかってる訳です。財政規律なんかどうでもいいなんて誰も言ってない。ですからね、橋本政権との違いをよく検証することと、消費税そのものは社会保障に充てられるものであって、いっぱい消費税払った人も少なくしか払えなかった人も同じ社会保障を受けられる訳で、一種の累進的な意味をもっているのでね、どうきちんとご説明するかです我々が」
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