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第四四四回('13年4月7日 放送)
 「スタート新年度」
 ゲスト: 塩崎恭久 氏 / 前原誠司 氏

御厨

「さあ、復興大臣と言えば、民主党政権のある意味では看板大臣でもあったわけですけど、この大臣の離党ということ。これ、前原さんズバリどうお考えでしょう」

前原

「一言で言うと残念であり、また、がっかりしているということであります。ただ、参議院選挙、都議会選挙が間近になる中で、まあどういう戦略を持って戦っていくのかというのがなかなか見えてこない。ということで、その開戦期にある人達は色んな動きをされているんだというふうに思いますし、単なる、そういう動きをした人たちを批判するのではなくて、どのようにこの党を立て直して、野党第一党としての立場というものをしっかり保ちながらですね、再び政権政党につくための一歩を築くかと、いうことを真剣に執行部は考えなくてはならないと思いますね」

御厨

「なるほどね。塩崎さんはどうご覧になります」

塩崎

「私はあの、初当選、二人同期で、93年に当選したんですけど。まず第一に、この選挙の寸前に自民党から民主党…あの日本新党に移った人とかですね、それから我々は野党になって、細川政権が出来て、その後次々と離れて行く人がいました、自民党から。その背中を見ながらずいぶん複雑な思いを持った記憶があります。で、その方々が結構帰ってこられたんですけど、これまた複雑な気持ちでお迎えをして、今に至ってると言うことで。まあ、どこでも色々あるんだなあということで。政治家と言うのは、どうあるべきかということを考えさせられるもう一つの材料が出てきたと。やっぱり復興大臣と言うのはとても大事で、みんなやっぱり与野党関係なく頑張ってほしいなと思っていた大臣ですからね」

御厨

「一方でさっき話も出ましたけども、自民党が岩手で、まあ打倒小沢さんという考えから知名度のある平野前大臣を応援すると、そう言う考えがあるようにも聞いていますが、この点はどうですか」

前原

「事実は良く分りませんし、我々、岩手は小沢王国と言われたわけですけれども、このあいだの衆院選では、小沢さんに近い関係にいた階猛議員とか黄川田徹議員、そして平野さんは、小沢氏と袂を分かって戦われて、階、黄川田両議員は再選された。と言うことの中で、あんまり僕は小沢さんの影をですね、岩手でもそういう状況なのですから、もう考えなくていいと。民主党政権3年3カ月の私自身の反省を含めて考えると、やっぱり小沢史観というものにとらわれすぎたと思いますね。反小沢か親小沢ではなく、まさに日本の政治の政策の対立軸というものを早く作って。そして競い合う。こういう状況を生み出さないといけないと思いますね」

御厨

「塩崎さん、県連ではすでに別の候補者をすでに決定していて、塩崎さん、自民党が平野さんを押すってことは、これはどうなんですか。あるんですか」

塩崎

「そういう考えの方もおられるようです。それにたいして反対の方もやはり多いと聞いてます。ですからこれはどう決着するのか、まあ高度な政治判断を要するんだと思いますね」