「私に言わすと、やっぱり16.8兆円というあれは全く財源的根拠がない、非常に乏しいと思いますから、いいこともたくさん書いてあるんだけども、そこが一番大きな矛盾なんで、あまりあの延長線上のマニフェスト論議に新しい細野さんがかかわっていかれるよりは、すっきり、くっきりもう切りかえて、言葉を変えればいいというんじゃないけど、新しい姿勢で取り組まれたほうがいいんではないかと、私は勝手にそう思っています。
それで、アメリカの民主党・共和党の選挙を見ていますと減税・増税というテーマが浮かび上がっていますが、やっぱり今の自助か公助かという、あるいは福祉を重視するか競争を重視するかという、結果としては大きい政府か小さい政府か、そういう対立がかなり鮮明に背後にありますよね。
だから日本は、しかし自民党・民主党が、そこが非常に曖昧なんです。どっちも曖昧。だから少し、少し鮮明にその辺の姿勢が、ややアメリカの民主党に近い日本の民主党、共和党に近い自民党というふうに、ちらっとそういう雰囲気に変わっていってほしいなと私は思います
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