「どの党が政権党であっても、憲法違反の状態があっていいはずもないでしょう。そして特例公債というものを発行しなければ予算の執行はできないわけです。ところがもう一方に、「近いうちに解散する。国民の信を問う」と言っておられるわけです。もう一方、参議院において野田内閣総理大臣に対する問責が可決している。この三つをどう考えるんだということなんです。
そうすると、一国の総理が近いうちに国民の信を問うということをおっしゃった。常識で考えて、1年とか、来年の衆参ダブルなんていう人がいるらしいけど、これが近いうちのはずがないということです。
で、参議院で問責が可決されているということはどういうことなのか。特例公債にしてもそうですし、1票の格差もそうですけど、参議院で野党のほうが多いわけですから、ここを通らないと法律として成立しないわけですよね。そうすると、どうやって動かすんだという話になるわけですが、そこで近いうち解散というのは一体どうなりましたかということになるわけです。
顔ぶれがかわったから近いうち解散はもうなしよと。そんなでたらめを言ってもらっちゃ困るんで、そこのところを総理が一国の宰相として、責任ある政治家として、1人の人間としてどう考えるんだということに事は収れんするんでしょうね
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