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第四一五回('12年9月16日 放送)
 「なんだかいろいろと」
 ゲスト: 渡部恒三 氏 / 武村正義 氏

御厨

「武村さん、どうですか。選挙の顔ってここでも出てきちゃうんですけども」

武村

「選挙を目前にしてさまよっている民主党のそういう雰囲気が若くてハンサムな細野さんを担ごうという動きになったんだと思いますが、私もいささかつき合ってる人だから、僕は細野さん今回は自重してよかったなあと。まだ若いんだからもうしばらくやっぱり研さんを積んでくれやと、彼にはそういう激励をしたいですね。  何よりもいま渡部先生がおっしゃったように、それはもう言うまでもなく野田さんが出るわけです。この野田さんはもう破格の仕事をされた総理大臣です。これはもう大平さんでも中曽根さんでもできなかった仕事をね、国民から嫌がられる仕事を堂々となし遂げた政治家ですから、この人に対抗するなんてことはしないほうがいいと思いました 」

渡部

「国民の皆さんに知っていただきたいのは、若い皆さんが細野、細野と担いだんですがね、細野君が代表選に立候補しなくなった理由はね、彼はいま原発担当大臣なんですよ。それでいま1分1秒を争うあの原発対策が、自分が代表選挙に立候補することでこれがおくれては申しわけないからやめますということでやめたんで、何か損するとか得するとかそんなことでやめたんじゃありませんからね」

御厨

「わかりました。恒三さん、もう一つ聞きたいのは、消費税にどうも造反しそう、ないしはしている議員が多く残っていて、それが何となく反野田という雰囲気になっているわけですね。これ党首選の後にまたぞろ離党者なんてことはありませんか」

渡部

「これはね、苦しいな。絶対に離党者が出ないようにというのが私の願いですけれども、残念ながらあの小沢君がああいう雰囲気つくっちゃってね、これは本当はやっぱり政党人が簡単に出たり入ったりなんてことは国民に対して許されないことなんですが、何かあの選挙に損だ得だなんてことで動くの……。私は民主党に所属する議員として、そういう者は絶対出てこないと、こう願っております」

御厨

「なるほど。わかりました」