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第四一四回('12年9月9日 放送)
 「さあ、号砲。民主も、自民も、橋下も」
  〜閉幕通常国会
 ゲスト: 前原誠司 氏 / 石破茂 氏

御厨

「前原さん、総裁選あるいは党首選が終わって秋の臨時国会となったときに、赤字国債と1票の格差を話し合って、それが通る見通しができる、ないしはできるということがわかった時点で、やはり解散という流れなんでしょうか。その辺はいかがですか」

前原

「私は野田さんが再選されることを期待していますし、される可能性が高いと思っておりますけれども、解散云々は総理の専権事項でありますので私が申し上げることではないんですが、参議院で問責を受けています。したがって、臨時国会の入り口からかなりもめる話になると思います」

「ただ、このまま行きますと、特例公債が通らなければ11月に本当にお金は枯渇します。国民生活に大きな支障が生じる。それと1票の格差。比例定数の削減までやれればベターですけども、最低でも違憲だと言われているものを是正せずに選挙に突っ込むというのは私はよくないと思いますので、お互い代表選挙・党首選挙が終われば、一度新たなリーダーが、特に三党で集まって忌憚なく話をして、やはり政争に明け暮れるべきではないと。特にこの二つにおいては、民主主義の基盤と国民の生活がかかっている大きなテーマだからと言って、国会を始める前に胸襟を開いて相談すべきだと思いますね」

御厨

「なるほど。石破さん、その点はどうでしょう」

石破

「そのとおりですよ。そんなものを人質にとるべきじゃありません。どの党が政権を持ってても予算はきちんと執行しなきゃいけません。当たり前のことです。同時に、難しい比例定数の削減、選挙制度を変える。「ほら、これは大変だから」ということでずっと引き延ばすべきではありません。とにかく違憲状態を解消する。そのことは我々が国民に向けて果たすべき義務なんです。党利党略じゃやっちゃいけません。新しいリーダーが何が国民のためなんだということで決めるべきことです」

御厨

「わかりました」

前原

「いやあ、石破総裁になってもらいたいですね、ほんとに」