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過去の放送 出演者 時事放談「サロン」 テレビプロデューサーの日々
 
 
第四一二回('12年8月26日 放送)
 「さあ会期末。そして選挙は。その後は」
 ゲスト: 森喜朗 氏 / 渡部恒三 氏

御厨

「恒三さん、どうですか、総裁選とか党首選」

渡部

「今のところ、野田君を無理にかえようなんていう動きはありません。若い者なんか、そう言うとテレビに出られたり、マスコミに取り上げられますから、そういう動きはありますが、基本的に党内の大きな雰囲気の中で、野田君を何が何でもかえようという雰囲気はありません」

御厨

「森さん、そうすると総裁選も粛々ということですか」

「やるべきで、僕は、ある時期に、谷垣さんも3年間、野党として苦労してかわいそうだなと。あっちからたたかれ、こっちからたたかれ、しかも、それは自民党の中ですよ。このまま行ったら谷垣さんがこのままやるほうがいいのかねということを、ちょっと記者さんの皆さんで懇談で言ったら、途端に翌日の新聞は、私が谷垣支持に回ったなんて書いている。まあ、それはそういう気持ちになったことはあるけれども、その後のあれ見てると、一体この人は何を考えてんのかね。あっちふらふら、こっちふらふら。まして今、この大事なときに問責出す、不信任出す。何をふざけたことを言うかね。問責やら不信任出したら、どうなります。国会とまるんですよ」

渡部

「そのとおり」

「まあ8日までだからね、9月8日までだから、そのままけんかで終わりなの。そしたら、例の公債どうするのかな。それから、定数どうするのかな。そうでしょ。ここはまじめにやらにゃいかんのでしょう」

御厨

「なるほど」

「野田さんは、自分が公約をしてなかったことを大事だと思って、税をやったんでしょ。自民党は前回の選挙で、谷垣さんが公約したんでしょ、10%上げるっていうことを。それを野田さんがやってくれたんでしょ」

渡部

「やっぱり、国民の皆さんに、いま政治はだめだと言われてるけど、ぜひ3党合意ね。今度の国会で税と社会保障の問題、3党合意でやったことはね、やっぱり歴史で大きく評価されると思います」