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第四一一回('12年8月19日 放送)
 「さあ、これからどうする」
 ゲスト: 石破茂 氏 / 増田寛也 氏

御厨

「石破さんは、この動きを許していいんでしょうか」

石破

「誰がどんな党をつくろうと、判断をするのは有権者たる国民の皆様方ですから、あれこれ言うことではありません。ただ、駆け込み寺というのか、救命ボートというのか、何と言ってもいいのだが、ここに行ったら助かるぞというので、いろんな人がわらわらとまたやってくる。それって一体何なんだろう。

支持率は、我が党のほうが上ですよね。それは賢明な判断をしていただいていると思うんですよ。我が党としてどうするんだということを鮮明にする。そして、橋下さんも何でもいいから数をたのんで、国政を思うままになんて思ってないはずですよ。何をやろうとする党なのか。大阪都構想というのは、一つの区切りがついているわけであって、船中八策ですか、あれを見ても憲法を改正しなければできないことがやたらめったらあって、それはそれでいいでしょう、我々も思いを同じくすることがあるから。

だけども、原発、あるいはTPP、あるいは日米安保、オスプレイ、これはどうしますかという喫緊の課題を担うわけです、橋下新党というのは。だから、救命ボート、もしくは駆け込み寺という党であれば、それはあまり魅力的なものではないでしょう」

御厨

「増田さんはどうですか」

増田

「確かに関西のほうでは大変人気が根強いと言ってますけれども、それでは大都市で、東京初めいろんな人たちがその人気にあやかろうという声は聞こえてきていますけれども、維新の会が日本全体にとってどういう政策を提示するのか。そこはやっぱり私はまだまだ薄いと思います」

御厨

「薄いということですね」

増田

「ですから、白紙委任的な結果にならなければいいなと、それを心配していますけれども」