「進めなきゃいかんでしょう、これは。とにかく消費税の増ということで国民にご負担をお願いするわけで、そのときに国会議員の数を削り、歳費を削っていかないでどうしてお願いできるんだという、もう当たり前の話なんですよ。ただ、そのときに考えておかなきゃいけないのは、どうすれば国民の考え方というものをできるだけ忠実に反映できるかしらということは留意しなきゃいけないので、比例をばさっと削るということになると、ますます小選挙区制の51対49なら51がすべてだというのが強く出てきちゃうわけですよね。それって本当によかったんだろうか。私は今の並立制をものすごい推進してきた立場として、これでよかったのかなという思いはあります。
そこのところに留意もしながらも、留意してるのに、ごたごたごたごたいつまでも議論してたらば、それはできないです、税制改正は。そこはもう期限を区切って、このときまでに結論を出すという強い意志を与党も野党も持たなければいかんです。それで消費税増はお願いできない。私はそう思いますね」 |