御厨	「辻元さんどうですかね、こういうふうに政治と金という問題。なかなか先へ進まないというか、何かこういうところで止まっちゃうというのは、これはやっぱり柵があるんですかね」
辻元	「もう何か見ていて、ちょっといい加減にしてと多くの方が思ってはりますよね。ですから、処分をされるということなので早く決められて、そして前に進められた方がいいと思うんですね。 小沢さんもご自分のことはご自分でお決めになると思うし、最終的には有権者の皆さんが次の選挙でその議員の行動というのは判断されるので、それから裁判もありますし、そこで判断を受けるということで、あまりごちゃごちゃごちゃごちゃ……。 また加藤さん、これ自民党は証人喚問に出てこいとか言っているけれども、あんなことばっかり言ってても仕方がないんじゃないですか」
加藤	「いや、言い続けようと思います」
辻元	「言い続けますか」
加藤	「はい。だってそれは当たり前ですもんね。我々は秘書１人の何だかんだということですぐ離党しましたし、議席を返上しました。秘書さん３人でしょう。３人とも逮捕、それから起訴されているんでしょう。そんなことの処理ができない政党というのは、私、つまらん政党だと思いますね。大抵こういう場合には、日本の指導者像というのは『みんなに迷惑かけてもいかんしな』とか言って、自分で辞めるんですよ」
御厨	「なるほど。それが日本的あり方」
加藤	「日本的リーダーシップのあり方です」