御厨	「なるほど。恒三さんね、結局、でも小沢さんは政倫審で議決されても出ないということのような感じがしますけど、そうしたら、恒三さん、どうされます？」
渡部	「だから今の話ね、これは小沢君にとっても、民主党にとっても、この国の政治にとっても、小沢君が出てきて潔白であるということを国民の皆さんにわかりやすく話してくれるのが一番望ましいし、本人もそう言ってたんですよ、この前まで」
御厨	「うん。それが変わっちゃったんですね」
渡部	「このごろ何か出ないとか出るとか言ってるのは、何か幹事長を困らせるとか、菅君を困らせるとか、そういういじわるでしょう」
御厨	「ああ、なるほど」
渡部	「いじわるじいさんになっちゃったのな」
御厨	「ああ、いじわるじいさんですか」
渡部	「うん」
御厨	「そうすると、いじわるじいさんはあれでしょうか。離党勧告をしてというような話になるんでしょうか」
渡部	「まあ、そこから先は僕がとやかく、まさに僕も小沢君と同じ一党員だからね、僕がどうこう言うことじゃありませんがね。少なくとも党員であれば、党の幹事長が会いたいと言えば会う。党の幹事長が会いたいというとき会えないとか、党の幹事長がこうしてくれというとき、それに従えないというときは、党を離党すべきでしょうね」