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第三〇七回('10年6月27日 放送)
 「さあスタート“参議院選挙”」
 〜何を選択するべきなのか〜
 ゲスト: 片山善博 氏 / 浜 矩子 氏

― “消費税増税”論争に…
御厨

「血税ともいえる、税金ですけど、突然のような気もしますけど、浜さんは、どうお考えですか?」

「そうですね、やっぱり付け焼刃って感じがしますね、誰かに振り付けされてるのかもしれんませんけど。
いずれにしても、やはり自分の言葉で今なぜ消費税で、なぜ10%なのかそれによってどういうことを達成しようとしてるのか?っていうことを確信をもって、整然と正直に後付けの理由ではなくてですね、正直にこれでなければならないんだということを国民に説明できるかどうかということですね、唐突であってもね、そういう風な語りができるんであれば、つきやってやってもいいかってことになると思いますね、どれくらいのやっぱり力が後ろにあるかってことがこれから問われてくるんだと思いますね」

片山

「今、浜さん言われたことは非常に重要なんですね、付け焼刃的に出された、まさにそうなんですよ、国民にちゃんと語れるかどうか、これも重要なんですね、そういう面でいいますとね、こないだうかがってました、プライマリーバランスっていう言葉を使って、2020年までには、プライマリーバランスを黒字化しなくちゃいけないってことなんですがね、プライマリーバランスっていうのはね、財務省の業界用語なんですよ、こういう業界用語振り回して、国民を説得しようとしても無理ですよ、分かりませんから、ですから、プライマリーバランスって言葉使わないで、もっと日本語で、日本人に分かるように、キチンと説明しなくちゃいけない、これをやってないのは付け焼刃ですね、政治主導ってのはですね、やっぱり用語からして、国民にわかる官僚用語ではない、そういう用語を使わなくちゃいけない、そのへんが少し甘いかなと思いますね」