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第二一九回 ('08年9月21日放送)
  「これで良いのか自民党。覚悟と資質はあるのか民主党」
  〜歴史的転換点を間近にして〜
  ゲスト: 野中広務 氏 / 藤井裕久 氏

― これでいいのか!?自民党・総裁選
野中

「なんとまあ、並ぶに並んで5人も。せめて総裁選は3人ぐらいでやってくれると、緊張感もあるし、白熱するわけですけれども。5人というのはあまりに多いし、焦点がぼやけてしまう」

藤井

「そもそもこれは自民党内の問題ですね。それを面白おかしくやるという総裁選というのは非常におかしいと思うし、時期ももちろん、最悪の事態だと思います」

御厨

「みんなこぞって、勝ち馬・麻生氏支持にまわっている…」

藤井

「そうなんです。また麻生さんが総理になったら、他の候補者たちに『君たちみんな大臣にしてやるよ』と言った訳ですね」

御厨

「そうですね」

藤井

「その時に『何を言うんだ!』と、本当の権力闘争なら言うはずです。しかし、みんな嬉しそうな顔をしておられたと承知してますが、これは酷い話です」


― 臨時国会冒頭・解散か!?補正予算は?
御厨

「補正予算は、やらないでいいのでしょうか?」

野中

「私は都道府県の市町村の議会が12月の中旬にまでやれるように、補正予算は与野党が合意して通すべきだと思います」

御厨

「なるほど」

野中

「今の国民の実態を眺めたら、補正予算だけは必ず、最低やっておくべきだと。それが憲政の常道であり、政治家の責任だと思います」

藤井

「全く同じ意見です。少なくとも補正まではやるべきだと思います。補正で我々と意見の違うところもありますが、同じところも随分あるんです。ですから、これはやるべきだというのは、野中さんのおっしゃるとおりだと思います」