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第二〇五回 ('08年6月8日放送)
  「福田さんがすべきこと」
  ゲスト: 森喜朗 氏 / 渡部恒三 氏

― 「政治家」と「官僚」と…

「どうも官僚のみなさんは、与党の我々に対しても、本当の話をしてないんじゃないかと。法律の中に書いてないことを、制令でつくって、我々が後で見てビックリするようなことがある」

御厨

「なるほど」

「昔は、自民党の中に部会がいっぱいあって、官僚のみなさんとも結構やりあったもんですよ。ただ最近は、役人が説明すると、その場で終わっちゃう。もうちょっとみんな勉強して、もう少し役人に、この裏には何があるのか、よく聞き定めることが必要だろうと」

渡部

「役人はと言うけれどね、小泉君がやって、自民党・政府がやったことですよ。郵政民営化で地方格差。後期高齢者では、75歳になったら、『お前さん、国のためにもう結構です』みたいな雰囲気をつくったのは、問題だな」

御厨

「そうですね」

渡部

「後期高齢者の制度は、すぐになくして頂かなくてはダメです。役人が『この部分はこうだ』と修正して解決する問題じゃない。心の問題ですからね。これはもう、この国会で廃止!」

「なんでもいいから、廃止してしまえって、廃止したらどうなるんですか?元が良くなかったから、こうなったんでしょ。だったら、どう直すのか出さなきゃ」

渡部

「凍結して、これから相談しようと」

「だから、相談してやってきたんじゃないか。10何年もやってきたんですよ」

― ついに、問責決議!そして、解散は?

「問責決議、なんで今、出すんですか?もっとその前に出す時が、いっぱいあったじゃないですか?今、いささか凪の状態になって、このまま行ったら何もない。そこでもう一度、戦闘状況に持っていこうということでしょ」

御厨

「解散は?」

「小沢さんが、秋に100%選挙があると言っているんでしょ。そんな所へ福田さんが出す必要ないんですよ。もっと延ばせばいいと思いますよ」

渡部

「だから森さんね、今、解散してね、民主党が過半数なら、二大政党・民主党政権で、国民のために良いことだし、もし民主党が過半数をとれず、直近の民意が、自・公を支持したならば、これは政府の皆さんとの話し合いに、いくらでも応じますから、心配ない、解散しなさい」