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過去の放送 出演者 時事放談「サロン」 テレビプロデューサーの日々
 
 
 第一八七回 ('08年1月27日放送)
  「これでいいのか、どっちもどっち」
  〜政治が経済の足を引っ張る状況の中で〜
  ゲスト: 渡部恒三 氏 / 森喜朗 氏

― 燃える!?「ガソリン国会」に…
渡部

「この前、福島に帰ったら、『お年寄りが早く起きると困る』と言うんです。何でかって言ったら、早く起きられると暖房が必要になるから。灯油が高くなっているからと。やっぱり生活優先と言っている福田さんにも、国民が、毎日の生活にどんなに苦労しているか知ってもらいたい」

― 「つなぎ法案」提出か?
  森

「これは油の議論だけしちゃいけないんで。予算が仮にあがれば、今度は歳入をキチンとしなきゃいけませんよね。国会を通しても、お金がないんですから。国家にお金が入る法律をキチンと通す。それが通らなかった場合には、国民の皆様に大変なご迷惑をかけることになりますから。安全面ですよ」

― 相変わらず、「低姿勢」の福田総理…

「今の政治状況だったら、安全運転しかないじゃないですか。何を言ったって『ねじれ』という初めての経験をしていて、しかも民主党の皆さんは『何が何でも選挙だ、選挙だ』と政局に持っていく。大上段に刀を振りかざしても、しょうがないじゃないですか」

渡部

「でも、今、この日本をこれからどうする。国民生活にとっても、世界の中の日本においても『明日があるか』って心配な時の総理大臣なんですよ。今が、大事なんです」

― 「世界同時株安」。大臣たちの反応は…

「株は、上がって、下がって、また上がって。まさに経済が生き物だという証拠ですからね。まあ、少し静かに見て行くことだと思いますよ。それによって、また的確な手を打たなきゃならんことは当然ですから。それはそれなりに、政府も考えています」

渡部

「株の問題は、一国の総理大臣がどう話すかということで、1日、1時間違っても、変わっちゃう。ところが、残念ながら、決断が全くないんだな〜。『決断と実行』という言葉を福田さんに贈りたいな」