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 第一七二回 ('07年10月14日放送)
  「福田自民VS小沢民主」
  〜これから何が起きるのか?「対決回避」路線の行方〜

  ゲスト: 森 喜朗 氏 / 渡部恒三 氏

― あっという間の「福田総理」誕生。なぜ?
 森

「安倍政権が1年以上続いていれば福田さんでまとまらなかったかもしれませんよ。だけど、1年だったから福田さんへの期待がまだ、党内に残っていたんですね。1年前、福田さんは2番手でしたけど、我が党の中に、福田さんに対する期待、待望はものすごかったですからね」

― 福田さんが総理大臣を決意した理由は?
渡部

「1年前は、『私はもう年だから』って断って…今度は颯爽とひきうけたなぁ。なんか年がこの1年で20歳ぐらい若くなったのか?」

「パリからも福田さん電話したんだけど、帰ってきてからもそうだけど『もう断り切れなくなりました』ということを、彼は言っていました」

― 福田総理の「低姿勢戦略」に…
 森

「これで良いんじゃないですか。安倍さんの辞め方は従来にないことでしたし、国会の各党の皆様、国民の皆様にも大変申し訳ない事態になって、それで、意気高らかに出ていけますかね。やはり慎重に低姿勢に行くのは当然のことでしょう」

― ねじれ国会で、政局は…
渡部

「角福戦争で35年ぐらい自民党の中で二大政党が続いてきたが、田中派が連続して、総理大臣をつくったことはない。それが、森さんのグループから4代続けて総理ということは、福田君が背水の陣で自民党最後の内閣ということですね」

「自民党最後の内閣と言うけれど、自民党最後の内閣なら次は、小沢さんなの?民主党も与党になった時にどういう対応をしていくか・・・何でも突っ張って、やっつけてというようなことでは、健全な与党にはなりえないと思うよ」