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 第一六九回 ('07年9月23日放送)
  「今日決まる私たちの次の総理」
  〜大丈夫か福田自民〜

  ゲスト: 野中広務 氏 / 藤井裕久 氏

― 安倍総理の辞任に想う・・・
野中

「所信表明をやった後、代表質問の直前にああいう会見をするのは、政治家としては許されないことだし、やっぱり国会と国民に謝罪をしなきゃいけない。小沢さんが会ってくれなかったとか、そんな理由で辞めるのは、政治家として許されないことだと思います。ただ、人間、安倍晋三としては、私は「かわいそうだな」と思ってきました」

― 自民党の責任は?

藤井

「非常にはっきり言わせて頂きますとね。安倍さんが経験豊富とも、指導力があるとも、誰も思ってはいない。その時、人気があって、「選挙に良いだろう」ということから選ばれた訳です。その判断がやはり間違っていたのだと思います。自民党として、ああいう選出をしたことの誤りを考えないといけないんじゃないかと思います」

― どうして、安倍総理の臨時代理を置かないのか?
藤井

「臨時代理を置くのは、当然のことだと思います。ちょっと海外出張をされる時でも臨時代理を置いているわけですから、ご病気であれば勿論のことで、ちょっと今の状況は異常だと思います。国会会期中ですから審議しなければいけない時なんです。臨時代理を置けば、審議できるわけで、審議は1日にも疎かにしてはならない思います」

― 安倍総理の実績を振り返って
野中

「どうしてこれだけ、次から次から、強行採決をやるんだろうという不安を持ちました。特に「国民投票法案」は、結局、多数決で決めたらよい、みたいなやり方で・・・果たして、憲法改正するときに3分の2の発議が得られるのか。やっぱり国家の基本ですから、ああいう形で通す筋合いの話ではない。そこがどうして見えないんだろうという不安を持っておりました」