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 第一六二回 ('07年7月29日放送)
  「選挙の朝に」

  ゲスト: 浅野史郎 氏 / 片山善博 氏

― 今度の選挙のイミは
片山

「小泉総理が試験を受けて非常にいい成績でとって、受かって。で、安倍総理はまだ試験受けてないんで、中間テスト受けてくださいと、いうような感じではないかと思います」

浅野

「今回の選挙でですね、年金の問題ばっかし言うなっていうけど。年金の社会保険庁の問題っていうのは、実は積年の病弊で今回たまたまでたんですけども、でもこれは結局マネジメントということが崩壊したということなんです。そうするとね、これは政権に本当はかかわる問題」

― 「負けても辞任する必要はない」との事前責任回避論に
浅野

「なんといおうと、なんと思おうと、やっぱりこれは大事な国政選挙です。結果にかかわらず政権は変わらないんだって言うことは、ちょっとね、ピンとこないなっていう感じはします」

片山

「仮に大敗をして、そのままだった時にどうなるかっていいますと、今度は憲法上の仕組みじゃなくて、政治的な影響力っていうのが、逆に裏目にでるんではないか」

― 大臣たちの終わらぬ「政治とカネ」問題に
片山

「領収書があればいい、無ければ問題だという前にですね、そもそもその何のためのお金かというと、政治資金ですから。政治資金に使ってますかっていうことが重要なんですね。花代が本当だとしたら政治資金には多分該当しないと思いますよね」

浅野

「これは言われている人たちにはあんまり罪の意識が無いんですよ。昔からやってるじゃないか。みんながやってるじゃないか。何で俺だけ言うんだっていう思いがあるんで、これは多分、こういう世界における一つのもう文化みたいになってるんですよ。だから文化が問われているんですね」

― 最後まであいまいにされた「争点」…
片山

「個別の争点を議論するより前に、この政権自体の信頼度とかですね、政権自体の統治能力が問われるような状態になってきた。国民にあんまりいい話でないことは選挙の前にはあんまり議論したくないっていうのはやっぱり深層心理としてはあると思うんですね。その典型は消費税だと思いますね」

浅野

「消費税のこと。税制はさっきも言いましたけども、これはいかなる国政選挙の時にもですね、非常に重要な問題なんです。逆にいうと、ここで出してなければですね、これは消費税なり、税についてさわっちゃいけないんですよ、次の選挙まで。本当は。ここでいわないでおいてですね、やるっていうのは、これはちょっとひどいっていうか、詐欺」