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 第一六一回 ('07年7月22日放送)
  「白熱!夏の陣。なぜ今、自民党はダメなのか?」

  ゲスト: 加藤紘一 氏 / 堺屋太一 氏

― 共産党宮本元委員長死去に思う
堺屋

「共産党の方はね、野坂さんといい、宮本さんといい、長生きだというのが、第一の感想ですね。二番目にはね、我々の青春時代に多くの人が何故社会主義にね、それほど熱中したのかね、今、非常に不思議な感じするんですよ。で、宮本さんがお亡くなりになったことで、社会主義は遠くなったなと、いう感じがしましたね」

― 中越沖地震 ご高齢者ばかりが犠牲者に…
加藤

「偶然ではないと思いますね。ああいう地域ですから、高齢者が多いと。若い衆が東京、新潟市にいっちゃったりすると、危ない家だと分かっていても年金暮らしの中で、改造はできなかったっていう悲劇でしょうね」

― 地震発生!すぐに現地入りした安倍総理…
加藤

「担当大臣を派遣するっていうのが本来の第一歩だと思います。総理大臣は大将ですから、一番官邸にいて指示を出すっていうのがいい対応じゃないかなと思います。選挙期間中でなかったら多分そういう対応したと思いますがね」

堺屋

「迅速に対応されたことは悪くはないけれども、現場に行ったときに果たして正確な情報が得られるのか。総理大臣は通信情報の拠点におられた方が良かったかなっていう気はせんではないですけどね」

― 選挙前なのに、党内から批判続出の自民党に
加藤

「日ごろ、党内での議論がですね、ほとんどできない雰囲気になってるっていう矛盾が今、よりによって選挙期間中にでたということだと思います。小泉さんがドンとね、刺客を送るっていう選挙をやったわけです。公認取り消し、刺客送り。あれ以来トラウマが残っていましてね、みんなあんまり意見言わなくなってしまいました」

堺屋

「小泉さんっていうのは、今おっしゃったように、政治家の発言をどんどんできなくしたんですよね。やっぱり小泉さんの時の政治発言をおさえたトラウマがずうっとつづいて今大きな問題になっているんじゃないか」