さあ、いよいよ選挙イヤーの本番突入です。
首都決戦の東京をはじめとした全国の知事選まであとわずか１ヶ月を切りました。

しかしこの段階にきて様子がおかしいようです。東京では自民党と民主党が候補者をたてて正面対決ののろしをあげるかと思いきや、東京マラソンの後で石原都知事がいきなり自民党の推薦を断ってしまいました。そして民主党はあたる候補者すべてに断られてしまうという有様です。
そんな中、新聞を開けば安倍官邸のゴタゴタ話が見出しに躍ります。

― 中川幹事長の「首相が入室した時に起立できない…」発言は…

渡部	「ちゃんとお辞儀しなさい、ちゃんと勉強しなさいってみたいなことわざわざ自民党の幹事長が閣僚に言う。情けなくなっちゃった」
野中	「それは、幹事長が気が付けば官房長官にそっと言うとか、総理にそっと言うとか、そういう筋の話であって、講演で忠誠心なんてね…。軍隊の時にきいたような話が出てくるというのは、ちょっと異常で…。これが安倍さんの足をひっぱっちゃったという感じがしてしょうがないですよ」

― 渡部さんは同期会で森元総理とご一緒でしたね…

渡部	「個別的にどれがいい、これが悪いって話はしなかった。もう、内閣さじなげたっていう感じの、自民党の若いもんに期待できないっていう感じはあります。それはお互い年だから若い者しっかりしろって、これはだれでも言う話ですけれども」
野中	「まあ、しかしね、予算委員会で総理が一生懸命答弁しているのに、その総理の裏っかわで、本当いびきかいてるんじゃないかと思う程ぐうぐう寝てる閣僚もいますからね」

― 内閣改造は…

野中	「予算通ったらただちに大改造やれと…。党の役員人事も含めてね。やって、統一地方選挙なり、あるいは参議院選挙にのぞまなければ、そうでなくてもきびしい状態でこっちが勝つとは思ってませんよ」
渡部	「我々の立場でいうと今のままでいてくれるのが一番望ましいけどね」

― 石原都知事が自民党の推薦を断わりましたね…

渡部	「我が民主党で中々候補者だせないってところみて格好つけたんじゃないかな」
野中	「さあどうでしょうかね。まあ石原さん、攻めるのに強い人ですけどね、案外守りに弱い人ですからね」

― 民主党の都知事候補は…

渡部

「これはね、ちょっと解説困難な状態ですね。ただ東京都連では、来週の水曜日までに決めると言っておるから、それを今信頼したいんですけれども、正直な話、なかなか決めれない。そうすればこれはね、東京都知事っていうのは、官職としてはこの国で国際的には総理大臣につぐポストからね。これを二大政党で、次の政権をとると言ってる民主党で候補者だせないようでは、これは参議院の選挙、せっかく野中さんも認めているように、もうこっちが必ず勝てるような雰囲気になってるのね、壊しちゃうから。私は、最後は３人、一応ビデオに出して頂いてる小沢さんと鳩山さんと菅さんと。３人の方で決めていただくしかないなあと。都連にはちょっともうなくなっちゃったんじゃないかと」