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 第一四〇回 ('07年2月18日放送)
  「政治が信頼を取り戻すには…」

  ゲスト: 岡田克也 氏 / 藤井裕久 氏

― 民主党の都知事選候補は…
岡田

「私も、ちょっと直接関わってないもので分かりませんが、岩見さんにはお声かからなかったですか?(笑)。これ是非、決めなきゃいけないんで、しかもチャンスは十分にあると思いますので、みんなで力を合わせて、早く決めるっていうこと非常に大事だと思いますね」

― 菅氏の出馬は…
岡田

「菅さんの名前が挙がっているのは、それはちょっと待って下さいっていう感じですね。やっぱり民主党にとってとても大切な人なんで、都知事選も大事ですけれど、やっぱり、党の中で、重きをなしていただきたい人ですね、菅さんは」

― 民主党は都知事候補を出せるのか…
藤井

「私は都民に対する責任だと思いますよ。石原さんの支持率も五割だということは、不支持が五割なんですからね。それは出さないほうがですね、都民に対して失礼なことだと私は思いますから、とにかく現役のみなさんで、いいひとをきめていただきたいと思います」

― 「柳沢発言」は…
岡田

「柳沢大臣は毎日予算委員会で顔合わせてるんですね。まあ、あの人がなぜという感じは一方であります。私も。それまでの彼の色んなことをみていて…。ただ、やっぱりその発言に対しての責任っていうのは、言っちゃった以上はそのことについて責任を免れないと思います。従って、我々は辞めるべきだということを言ってるしそこは全く変わりません」

― 大臣が「火種」を抱えていますね…
岡田

「やっぱり求心力ないんですね。総理官邸に。総理にも、官邸にもですね。みんなが自由に学芸会のように言ってるわけですから…。その背景にあるものが非常に怖いですね」

― 「そのまんま」現象は…
岡田

「宮崎県は民主党非常に弱かったということですね。ずっと保守の厚い地盤で…。保守の中で対立があったという。そこに色んなマグマが溜まってたと思うんです。それをすくいきれてなかった我々民主党の問題、弱さっていうのは当然あると思うんですね。逆にいうと、あそこにきちんと対応してけば、今までの保守の強いと言われたところも、いくらでも民主党の出番があるというか、活躍の余地があるということだと思います」

― 参院選は…
藤井

「それはこれからの国会での戦い方ですね。そして最後やっぱり、タマですから、いかにいい候補者をしっかりたてることができるか。小沢代表はそのことにかなり専念して頂いてますけど、そのうえでグッと最後の一、二ヶ月じゃないでしょうか。やはりね、2大政党にしなきゃね、いけないんだと。これだと思うんですよ。そのことをね、謙虚に受け止めてね、やはり岡田さんがおっしゃったように、国会であらゆる努力をしていく必要があると思うんですね」

― 「格差」は…
岡田

「いろんな働く現場をみて感じたのは、正規じゃない働き方がすごく増えた。特に製造の現場ですね。そして外国人が増えた。これも格差社会の一つの一面なんですけれども。そのことすごく感じますね。ただ、私は経営者の方もそういう形。コストカット、コストカットできた結果が、最近のクレーム多発。いろんな欠陥自動車とかいろんなものでてきてますね。やっぱり会社に対してこう、思い入れが違うと思うんですね。期間決めて働いていく人と正社員で会社の中で座っている人達ですね。日本的経営というか、トヨタ自動車の重役が昔言ってましたけどね、選ぶ経営じゃないんだと、アメリカは選ぶ経営だけど、日本は育てる経営、人を育て、取引先を育てるんだと。やっぱりそういう視点というのは日本の強さだと思います」