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 第一三九回 ('07年2月11日放送)
  「どうした安倍総理。大丈夫か小沢代表」

  ゲスト: 森 喜朗 氏 / 渡部恒 氏

国会の予算委員会が始まり、民主党の菅さんらが、質問にたちます。柳沢厚生労働大臣の問題発言に対する女性の怒りや呆れは広がる一方のようです。そして、この後7月の参議院選挙まで、知事そして県議会議員の選挙が続々と続きます。安倍総理大臣はこの修羅場をのりきることができるのでしょうか。大丈夫なのでしょうか。



― 「柳沢発言」は…
渡部

「まあ、森内閣の時なんかも随分我々批判したけど、なかったな、こんなことは…」

岩見

「そうですね」

渡部

「今の内閣を見るとね、森内閣はよかったなと今思ってるとこなんだ」

「ありがとう(笑)」

渡部

「今、少子高齢化の問題がね、国民の一番の課題でしょ。やっぱり森さんね、あれぐらい辞めさせたほうがいいよ(笑)」

「私は任命権なんかないんでね」

岩見

「森さん、最初、安倍総理はかばいましたね、『非常に見識が高い』ということで。これ一回庇ってしまうと、中々後やりにくいですね」

「それはそうでしょうね。ご自分で任命して選ばれたことでもあるし、まあ安倍さんの気持ちも私よくわかります」

岩見

「森さんが今総理にもしなってらしたら、庇いますか」

「やっぱり庇いますよ」

岩見

「そうですかね」

「庇いますよね。まあ、そこの問題なかなか…」

― 「自民党」は大丈夫か…
岩見

「自民党はこのままでいって大丈夫ですか」

「大丈夫ですよ(笑)」

岩見

「大丈夫ですか」

「はい」

岩見

「渡部さん、どうですか」

渡部

「もう危機的な状態ですよ。森さん、大丈夫って言うしかないだろうけど、心の中では私と同じ、もうこれで自民党つぶれるんじゃないかって心配してると思う」

岩見

「そうですか」

「いやいやそんなことない。安倍さんご自身ね、安倍内閣そのものは別に失政をしてるわけでもないし、むしろ非常によくやっておられると思いますよ。真面目に一生懸命やっておられますよ。ですから、それはやはり国民のみなさんもだんだんお分かりをいただけると思うんですね。一生懸命やってますよ、彼はね」

渡部

「やっぱり、小泉君は政治家として戦後総理で天才だったなぁ。あの時はそう感じないが、今、安倍君の答弁なんかをみたり、やってることみるとね、小泉君はすごかったなぁと。一昨年の9月で我々負けるのやむをえなかった」

― 一方の「民主党」は…
  渡部

「安倍内閣の方はもうエラー毎日だしてくれるんですね。ところが、こっちも全然一本もヒット打ってないんですよ。だから、国民の政治不信がつのるだけで、安倍内閣が駄目だ、今度は民主党だっていう声になってこない。せっかく敵がエラーの連続なんだからね、こっちもヒット打たなくちゃなんないんだけど、残念ながら、ヒット打ってないんだなぁ」

― 安倍総理はどうすればいいのか…

「どうしたらいいですかっと、岩見さんから聞かれると、安倍さんは毅然としてやっていけばいいが、やはりもう少し内閣も官邸も緊張感もってもらわなきゃいけませんね。みんなであんなふうに若い人たちが祭り上げていった…。多少、年配のみなさんには色んな意見はあったけれども、体制として、また選挙も目の前にあるということから考えて、若い人たちの気持ちを代弁する安倍さんにということで、先輩たちもそれをのんだわけですから。その若い人たちが今何やってるんだろうと。ただ自分たちのことしか考えていないですね。本当にどうして自民党をもっていくのか。安倍さんをどう支えていくのかっていうこと、あの安倍総理を実現しようと思っていた人たちが、その人たちが今一生懸命やらなきゃいけないんじゃないですかね」

岩見

「それ、やっぱり相当不足してると見てらっしゃる」

「僕はそういう感じは受けますね」

岩見

「なるほど」

「はっきりいえば、どうしていいのか分からないんでしょうね」




 
   
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