「何故、二元外交だ、二元外交だといって、官房長官なり、あるいは党幹事長が言い過ぎると思うんですね。それは、今やっぱり誰もいかない時に行く勇気っていうのは必要ですし、しかも、その二度の小泉訪朝には、行く時には、アンタんとこ行ったらお茶も飲まん、水も飲まん、何も食わんと、こっちからみんな用意していくと言って行ったんでしょ。そうすると、儒教で裏付けられた、変わった北朝鮮の国とはいえね、そりゃお迎えするのに、お前のとこの水も飲まん、飯も食わんぞということで行ったんでしょ。しかも一定の期間、この5人は帰らすけれども、やっぱり子供さんたちは北朝鮮で生まれて、北朝鮮より知らん人だから、やっぱりこの人達が一遍日本に帰って、それから帰ってきて、その説明をしてそしていっしょに帰るというようなことを考えてやったんでしょ。それに一挙に、国論はもう帰すべきでないということになっちゃったんですよね」
「それからは帰さなきゃ、制裁だ制裁だとこうなって、そこへ核がついてきた。ということで、山崎さんも核問題なんていうとるけれども、それは違うと思いますよ。だから自由民主党副総裁という肩書き持った人が、あの(とき)には非常にこちら側にも手落ちがあったと…」 |