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 第三十三回 ('04年12月19日放送)
  「今、政治がすべきこと〜財界より」

  ゲスト: 塩川正十郎 氏 / 諸井虔 氏

今年はプロ野球のオーナー交代劇に見られるように、カリスマ経営者が凋落し、新しい対応の経営者が注目を集めた。バブル崩壊後、「失われた10年」を経て日本経済そして経営は変化している。そんな中、政治は何をすべきなのだろうか?前財務大臣の塩川氏。そして西武グループ経営改革委員会の委員長として話題の諸井氏に聞いた。


― 西武の堤氏との会談が予定されているが…
諸井 「株を放出してくださいとか、義明さんが、非常に思い入れのあるホテルなんかでもですね、場合によってはそれを手放さなきゃならん、そういう問題がいくつか出てくると」

― 西武のジャスダックへの再上場に批判の声もあるが…
諸井 「そういう批判も確かに来ます。要するに東京で厳罰を受けて、今度はジャスダックというのはちょっと少し、という話はありますがね、ただ、市場から切り離されてしまうのは非常につらいんですね。だからジャスダックでもなんとか入れていただけないかと、いう思いで。これは必ずしも会社だけの問題ではなくて、株主さんにとっても、ということなんですね」

― カリスマと言われる経営者について
塩川 「カリスマ的なあるのはいいか悪いか別にしましてもね、オーナー企業っていうのはもっと育ってもいいんじゃないかと思いますよね。、オーナー企業がなくなってくるとさびしいですよ。やっぱりオーナー企業のいいところは即断即決でどんどんやっていくというのがあるでしょ」

― 若い経営者について
諸井 「三木谷君(楽天・社長)というのは興銀の後輩なんですよね。僕はいっぺ んラジオで対談したことがあるんです。その時聞いたんだけど、あんたのような 業種っていうのは誰でもまねできるだろうと、特別な技術があるわけじゃない。 どうするんだって言ったらね、いやもう先に進んだ奴が絶対勝ちだと」

― 小泉改革について
塩川 「小泉総理でないと今の改革は進まないと思いますよ。今の古い政治家ではしがらみが多すぎます。小泉総理はそういう点において、党のしがらみも少ない、役所とのしがらみも少ない。ですから自分の発想で改革を進めて、僕は非常にいいんじゃないかと思いますね」


一言