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 第四回 ('04年5月2日放送)
  「憲法」

  ゲスト: 中曽根康弘 氏 / 土井たか子 氏

憲法では全く正反対の立場で、テレビ初対決の二人。憲法記念日を前に、激しくトークバトルを繰り広げる。

なぜ、改憲なのか?なぜ、護憲なのか?日本のあり方にまで踏み込んだ徹底討論。イラクに揺れる今だから実現した対談。

― お互いの印象は?
中曽根 「非常に生一本な、理念を重んずる、そして真一文字に進んでいく、立派な社会党の党首だと、そういう風に敬意を表していましたね」
土井 「(民主主義にとっては大事なことは反省するという力量があることだという答弁に対して)この総理大臣には哲学があるなという思いで改めて私はそれまでの認識を変えたのでございます」

― 今、心配なことは?
中曽根 「サミット(6月末)がうまく成功するかどうか、それが世界の平和と運命に非常に関係してくると、そのときに日本の総理大臣、しっかりやってくれよと・・・」
土井 「(イラクは)まだ戦闘状況は終息していないわけで、その場所に武装している日本の自衛隊が出かけたわけでしょ。早く引き返すべきだと思っております」

― 改憲について
中曽根 「今の事態を見ると、イラクの問題ひとつ見ても、憲法9条、その他も瀬戸際の段階にあるでしょう。そういうような不条理なものが各所に見えているので、・・・やはり政治家たるものは国民の意見に従って、また国民と一緒に改正すべき段階にきていると私は思いますね」
土井 「私は、何だか憲法に対して指一本触れたらいかんようにおっしゃる方があるんです。・・・憲法違反だという疑いが濃い法律にあわせて憲法を変えようって言うんですから、これは改悪としか言うようがない。これは私は反対なんです。改正には賛成なんです」


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