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2018年2月25日放送
ウィーン歴史地区

前代未聞の都市大改造

帝国の富を見せつけた、まるで宮殿のような美術史美術館。古代ギリシアの神殿のような国会議事堂。これらはすべて150年前の都市大改造によって築かれました。ウィーンは、世界でも稀に見る「建築のテーマパーク」に生まれ変わったのです。

ヨーロッパ文化の交差点

皇帝フランツ・ヨーゼフがワルツを踊った黄金の舞踏会ホール。もともとワルツは、地方の農民の踊りでした。ヨーロッパの様々な民族を支配下に治めた帝国が生んだ、華やか文化に迫ります。

破壊と創造の街

新しい高層ビルの開発問題で揺れているウィーン。実は20世紀の始めにも、物議を醸した建築がありました。外観に装飾のない「のっぺらぼう」な建物は、よりによって、王宮の目の前に建てられます。今では、これも世界遺産の一部です。

芸術の都、オーストリアのウィーンを舞台にした4K特別篇。街はかつて、ハプスブルク帝国の都として繁栄を謳歌しました。今回はヘリコプターによる空撮を敢行。上から見ると、歴史地区はすべての建物が美しく整然と並んでいます。しかし昨年、ウィーンは「危機にさらされている世界遺産」に指定されました。世界遺産でなくなってしまうかもしれないのです。この美しい街がなぜ? その謎に迫る30分です。

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