放送アーカイブ

2017年11月5日放送
シホテアリン山脈中央部

アムールトラとは?

世界中に生息していたトラも多くが絶滅し、現在は5亜種が残るのみ。その中でも最北部に生息するアムールトラは最大の大きさです。森の中でトラの痕跡を探しながら歩くとトラの意外な生態が見えてきました。

森は海へとつづく

世界遺産エリアは森だけでなく、海岸沿いも含まれます。それはゴマフアザラシやツキノワグマなどの生息地となっているから。ボートで海岸線を航行すると、崖に生える草を食べる、幻のヤギ「ゴーラル」の姿を捉えることに成功しました。

ロシア極東に広がるシホテアリン山脈。標高2000mに満たない山々ですが、深い森が広がり冬は氷点下30度にもなる厳しい環境です。ここに世界的にも貴重な動物が生息しています。中でも地球上で500頭ほどしかいないアムールトラはロシア政府により保護されています。雪に覆われる冬より、トラの姿が森に紛れて撮影が難しいとされる夏。専門家の案内でトラの痕跡を追いながら森を歩きました。果たしてトラは現れるのか?

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