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2016年12月4日放送
パレルモのアラブ・ノルマン建築群

王宮は見た!シチリア島の攻防

シチリアが最も輝いていた時代、この地を治めていたのは、遥かフランス北部からやってきたノルマン人でした。
その前はアラブ人、さらに遡ると東ローマ帝国の人々…。世界遺産ノルマン王宮の地下に眠る島攻防の歴史とは?

部屋に川!アラビアンな宮殿

王族の夏の避暑地・ジーザ宮殿。ノルマン王は、水と緑あふれる理想の楽園を生み出しました。
迷路のような宮殿に納められた宝、「アンナの墓石」が示すものとは?
様々な民族がともに暮らす世界が、そこにはあったのです。

イタリア最大!黄金のモザイク

パレルモを見下ろす丘の上に建てられたモンレアーレ大聖堂。聖堂内のモザイク面積はサッカーコート1枚分にも及びます。
ひとつひとつ手作業で作り上げた、奇跡のモザイク芸術。伝統を今に受け継ぐ職人の技に迫ります。

2015年に登録されたパレルモのアラブ・ノルマン建築群。登録数ナンバーワンのイタリアで51番目の世界遺産です。
今回は文豪・ゲーテが「世界一美しいイスラムの都市」と絶賛したシチリア島の美しい港湾都市・パレルモが舞台です。
地中海の真ん中に位置しているため、これまで数多の民族の攻防が繰り広げられてきました。
そのため東洋と西洋の文明が溶け合い、独特の文化が生まれたのです。
この島は、まさに文明の十字路でした。

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