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2015年12月13日放送
ピエモンテのブドウ畑景観

“ワインの女王”を生むブドウ

エレガントな味わいからイタリアワインの女王と呼ばれるバルバレスコ。
それは白い粉を噴くネッビオーロという土着品種から生まれる。
非常にデリケートなブドウで、土壌と日当たりなど栽培条件が極めて難しい。

トリュフとワイン!香りの秘密

ワインの名品を生む土壌は、高級食材トリュフも育む。
土中からの微かな“香り”を頼りに、訓練を受けた犬が掘り当てる。
また高級ワインを熟成させる木樽は内側が焼かれ、それがワインに複雑な香りを与える。

老舗の技!ビロードのような泡

ピエモンテは、イタリアのスパークリングワイン(スプマンテ)の故郷でもある。
一度樽で発酵させたワインを瓶に移し、砂糖と酵母で長年発酵させて生み出す気泡は、ビロードで撫でられたような優しい舌触り。

2014年、イタリア50番目の世界遺産に登録されたピエモンテのブドウ畑の景観。
モザイク模様のような美しい畑からは、バローロ、バルバレスコといった世界に名だたる赤ワインが世に送り出されています。
この類まれな景観と名品を生んだのは、ワインに情熱を注いだ地元の小さな生産者たち。地盤を深く掘り抜いて貯蔵室を造るなど、独自のワイン文化を築き上げました。

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