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2015年7月19日放送
バルーミニのヌラーゲ遺跡

3500年前のまま!ナゾの巨石構造物

バルーミニ村にあるスー・ヌラージ(ヌラーゲ遺跡)は、現存するものの中で最大かつ複雑な構造を持っています。
複数の塔と壁で形成された迷路のようなヌラーゲの内部を、実際に歩いて体感、バランスなど完全に計算しつくされた建築技術に迫ります。

巨人伝説!ナゾのヌラーゲ文明

ヌラーゲを造ったのはどのような人々だったのか?
人の痕跡の少ない中、墓のそばから出土したのは5000あまりの石の欠片。組み合わせてみると25体の巨人の像でした。
先住民は巨人だったという伝説の残るサルデーニャ島。そこから見えてくるものとは?

地中海になぜ?巨大ピラミッド

ヌラーゲより遥かに古い5000年前、島にはすでに巨石文明が存在していました。
長いスロープを持つ階段ピラミッド…それは現イラクにある、メソポタミアの神殿ジッグラトを思わせます。
かつて、サルデーニャの人達はオリエントからやってきたのでしょうか?

サルデーニャ島はイタリア本土の西、地中海で二番目に大きな島、世界的ビーチリゾートです。実はこの島には、謎の巨石文明の痕跡が残っているのです。
世界でこの島にしかない円錐形の建造物「ヌラーゲ」は3500年前のもので、7000以上見つかっています。
要塞説、見張り塔説、宗教施設説など、何のために造られたものなのかはっきりしませんが、明らかなのは、信じられない高度な石の建築技術がそこに存在していたことなのです。

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