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2015年1月4日放送
アンデス・スペシャルI 激走!7500キロの大山脈

アンデスの成り立ちを体感できる場所へ

標高4870メートルにあるソルデマニヤーナ間欠泉。
地表近くまでマグマが上昇し、一定の周期で蒸気を吹き上げます。
それは現在も続くアンデスの火山活動の証なのです。

世界最大の塩の湖

乾季に湖が干上がると、塩の大平原に姿を変えるウユニ塩湖。
平原の高低差は50センチしかなく、世界で最も平らな場所。
アンデスの隆起で山の上に海水が取り残されできた広大な「白」の世界は南米のダイナミズムそのものです。

アンデスがつくった大氷河

ペリト・モレノ氷河は、世界の氷河が小さくなりつつある中、今も成長を続けています。
海を渡った湿った風が、アンデス山脈にぶつかり年間6000ミリもの雪となる。
太古の地球の姿をアンデスは見せてくれるのです。

2000万年前、アンデス山脈の隆起により南米大陸には多様な自然が生まれました。
高山地帯をはさみ、西に砂漠地帯、東に熱帯雨林地帯が形成されました。
ペルー北部の熱帯最高峰から、7500キロも連なる大山脈の南端、アルゼンチンの巨大氷河までを旅します。
そこには、地球の脈動を体感できる、色とりどりの世界が広がっていました。
2週にわたりお送りするスペシャル。今週はその前篇として5つの世界遺産をご紹介します。