放送アーカイブ
2014年12月14日放送
フォンテーヌブロー宮殿と庭園
黄金の玉座!深い森の宮殿
狩場の森の館を大改築したのはフランソワ1世でした。
フレスコ画と漆喰装飾で彩られた大回廊は王の権威を示すもの。
後のヴェルサイユにも影響を与えます。
ナポレオンの時代には、黄金に輝く玉座の間もつくられます。
ナポレオンの隠し部屋
1日3時間しか眠らなかったというナポレオン。
寝室の隠し扉の先には専用の図書室がありました。
そこで軍事作戦を練ったのです。
皇帝となった後も戦地に赴いたナポレオン。
野営の様子を再現したイベントも紹介します。
新しいアートを生んだ王家の森
華やかなフランス芸術の原点となったフォンテーヌブローの森と宮殿。
19世紀には、それまで背景でしかなかった森や川の風景を描く画家たちが現れます。
その新しいアートは、印象派のさきがけとなりました。
フォンテーヌブロー宮殿は、代々のフランス王が鹿狩を楽しむ森にたつ小さな館でした。
それが16世紀の大改築でヨーロッパに2つとない華麗なる城に生まれ変わったのです。
イタリアから招いた芸術家が、大回廊や舞踏の間の装飾にあたりました。
木々や花で幾何学模様を描くフランス庭園も初めて造られます。
さらにフランス革命後には、荒廃した宮殿をナポレオンが大改造。
フランスの芸術文化は、この宮殿から始まりました。
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