放送アーカイブ

2014年4月13日放送
タスマニア原生地域

世界に一つの赤い海

バサースト湾は海面から2mほどが赤い水で覆われています。
赤色は太陽光を遮るために、水深6mほどの浅い海が真っ暗になるのです。
奇妙な深海の生物が暮らす赤い海を生むのは、ボタングラスという植物の大湿原でした。

年間200日雨が降る島

標高1500mの山々にぶつかる湿った風が、島の西側に年間240日もの雨を降らせます。
豊かな雨は水辺を潤し、太古の森を育みます。
起伏にとんだ渓谷では、人気のスポーツ「キャニオニング」も行われていました。

卵で子供を産む哺乳類

アヒルのようなクチバシとカエルのような水かきを持つカモノハシは、卵を産み母乳で育てる奇妙な哺乳類。
排泄と産卵の孔が同じため単孔類とも呼ばれています。
カモノハシのエサ取りテクニックを紹介します。

オーストラリアのタスマニア島は、気候も大きさも北海道とほぼ同じ。
雨が育む原生林には太古の植物が茂り、タスマニアデビルなどの有袋類が暮らします。
まず取材班が目指したのは、世界に一つの赤い海「バサースト湾」です。
平均水深10mほどの浅い海ですが、潜っていくとなぜか真っ暗闇。深海にいるはずの奇妙な生き物がうごめいていました。
さらに氷河が削った奇岩の山へ登頂。タスマニアの原野を一望します。

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