放送アーカイブ

2013年12月1日放送
オリンピック国立公園

長さ30m!巨大コンブの森

100キロ以上にわたって続く海岸線は、アメリカで最も長い天然の海岸線です。
その沖合いには、なんと巨大なコンブの森が!長さ30メートルの“ケルプ”と呼ばれる海草が、海の中に森を作っていました。

エルクが跳ぶ!コケの密林

オリンピック半島はアメリカ一雨が多く、その雨が巨木の森と温帯雨林を育てました。
枝や幹に100種類以上のコケが生え、コケの殿堂と呼ばれるほど。その森を巨大な鹿・エルクが駆け回ります。

氷河が生んだ珍獣

かつてオリンピック半島は氷河によってアメリカ本土と隔てられた時期がありました。それゆえ、動植物は独自の進化をはたします。
そのなかの一つが、オリンピックマーモット。
ずんぐりとしたマーモットが、愛らしい姿を見せてくれました。

アメリカ西海岸最北部。太平洋に突き出したオリンピック半島に広がるのが、オリンピック国立公園です。その敷地は広大で、奈良県と同じ位の大きさを誇ります。
そこには氷河をもつ2000メートル級の山々、世界最大の温帯雨林保護区の苔むす鬱蒼とした森、そして100キロ以上にわたって続く、手付かず海岸線という3つの顔がありました。
園内にはマーモットやエルクといった、珍しい動物たちも数多く生息しています。