放送アーカイブ

2013年7月28日放送
レーティシュ鉄道 アルブラ線とベルニナ線

アルプスを登る!驚異の鉄道

1904年に開通したアルブラ線は、険しい峠と深い渓谷に、難工事の末144ヶ所も橋を架けてアルプスを越えました。
夏のシーズンだけイベント列車として復活した「クロコダイル」という旧型機関車も紹介します。

豪雪と戦う!鉄のモンスター

鉄道が、閉ざされていた辺境の集落を結びました。
けれどアルプスの自然は過酷なもの。冬には今も、鉄道マンの雪との戦いが続きます。
100年前に活躍した「モンスター」と呼ばれる除雪車が大切に保存されていました。

絶景!氷河鉄道の旅

1910年に開通したベルニナ線は、イタリアの小さな駅を出発。
街中を路面電車のように走りながらも、「ループ橋」や「つづら折り」で一挙に高度を上げ、標高2256mの駅へ。
その先に広がるのはアルプス、氷河の絶景です。

100年前、アルプスを越えたレーティシュ鉄道。麓の町から標高1775mのサンモリッツを結んだアルブラ線とベルニナ線が、世界遺産に登録されています。
2つの路線は、ラック(歯車)などを使わず、一般的な2本のレールで急勾配を克服しました。スピードを落とすことなく、短時間での山越えを果たしたのです。
今では、世界中から観光客が訪れる夏のスイス。緑の高原を走りぬけ、アルプスと氷河の絶景を満喫する鉄道の旅です。