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2012年2月26日放送
ハイコーストとクヴァルケン群島

巨大氷河の置き土産

かつてスカンジナビア半島を覆った巨大氷河。その重みで地面は800mもへこんだといいます。
ところが氷河が溶けた後、へこんだはずの大地は急激に上昇したのです。
“大地はリバウンドする!?” 氷河が生み出した大地の不思議を探ります。

洗濯板の島

ボスニア湾のフィンランド側には、大小5000もの島々が浮かびます。
そこに、まるで“洗濯板”のような地形がありました。
この不思議な地形に地球1万年の記憶が秘められていたのです。

海が消える村

かつて海岸線にあった古代人の遺跡は、いつの間にか20kmも内陸へ移動してしまいました。
この地域では、勝手に増え続ける土地に喜ぶ人もいれば、先祖代々の漁港を失って途方に暮れる人もいます。
カメラは大地の奇妙な変化に揺れ動く人々を追いました。

北欧、ボスニア湾沿いある2つの地域「ハイコーストとクヴァルケン群島」。
その穏やかな海岸線では、世にも奇妙な現象が起きています。
なんと1年に9mm、100年で90cmも大地が隆起し続けているというのです。
そのため、かつて海だった場所は次々と陸地になり、入り江だった場所は湖へと変化していきます。
その原因は、1万年前に消えた巨大氷河だとか。いったい何が起こったのか?その秘密を探ります。

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