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2008年12月21日放送
ベルギーとフランスの鐘楼群
ベルギーとフランスには「鐘楼」と呼ばれる巨大な塔が街の中央にそびえ建ちます。
鐘楼にはいくつもの鐘を組み合わせた「カリヨン」という楽器が備えられています。
鐘楼には専属のカリヨン奏者がいて、カリヨンを演奏します。ベルギー・ブルッへでは、1533年の初代から数えて27代目の演奏者が今年就任しました。
フランス・ドゥエの鐘楼での演奏者は3人。そのうちの一人は13歳の少年です。
カリヨンを始めてわずか2年半の天才少年がクリスマスソングを弾いてくれました。
ベルギーと北部フランスの主だった街を訪ねると必ず目にするものがあります。
町の中央の広場にそびえ立つ巨大な塔、それが「鐘楼」です。鐘楼は中世の時代、市民が「自由」を勝ち取った証拠として、立てられたもの。
鐘楼には、いくつもの鐘を組み合わせた「カリヨン」という楽器があり、街にその澄んだ音色を響かせているのです。世界遺産に登録された鐘楼は56。
ベルギー・ブルッへの鐘楼には今も24時間体制で鐘楼を守る「鐘楼守」がいます。
ベルギー・メヘレンには、代々にわたって鐘楼の修復を行っている修復士がいます。フランス・ドゥエには13歳の天才カリヨン奏者がいます。
鐘楼から流れるメロディーは、今も多くの人の手で支えられているのです。
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