
ネヴァ川の流れにその優美な姿を映す、エルミタージュ。
世界屈指の美の殿堂は、かつてロマノフ王朝の皇帝たちが暮らした宮殿だった。
いまなお、美と幻想の都=サンクト・ペテルブルグのシンボルである。 |
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18世紀初頭、バルト海に通じる要衝に出現した人工都市。
ロシアの近代化を目指すピョートル大帝はここに、「ヨーロッパへの窓」となる新たな都を築いた。 |
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西欧の進んだ文化への憧れを形にした都。
ピョートル大帝が郊外に築かせた宮殿は、当時最先端の技術を駆使した豪奢な噴水群で訪れる者を驚嘆させた。 |
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まばゆい輝きに満たされた大広間。
ロシア・バロックの傑作とされるエカチェリーナ宮殿は、ピョートル大帝の娘・エリザヴェータの命により壮麗な姿となった。
彼女は都にもうひとつの巨大宮殿を築かせる。それが現在のエルミタージュである。 |
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