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第508回2006年08月20日
グアダラハラのオスピシオ・カバーニャス(メキシコ)
遺産名:
グアダラハラのオスピシオ・カバーニャス
Hospicio Cabañas, Guadalajara
所在地:メキシコ(Mexico)
分 類:C(i)C(ii)C(iii)C(iv)
登録年:1997
放送日:2006年08月20日
放送回:第508回
グアダラハラのオスピシオ・カバーニャス
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16世紀から、スペインの植民都市として発展を遂げたグアダラハラ。都市の発展の結果、周辺の失業者や貧困農民たちが仕事を求めて流入してきた。さらに飢饉や洪水、戦乱で、多くの難民と職を求める人々であふれかえった。1821年、こうした孤児や病人、高齢者を救うために造られた救済施設が、オスピシオ・カバーニャスだ。
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高さ7mの壁に囲まれた160m四方の巨大な建築物。
街の喧騒も、その中までは届かず、心安らぐ静けさに満ちている。
23もの中庭があり、各部屋に陽射しが差し込んでくるように設計されている。建物がすべて平屋建てなのは、体の弱い老人への配慮からだ。今から200年前、すでにバリアフリーの思想が生かされていた。
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オスピシオの礼拝堂に足を踏み入れると、目に飛び込んでくる夥しい数の壁画。メキシコ壁画運動の巨匠・オロスコの作品だ。
礼拝堂のドームに描かれているのが、彼の最高傑作といわれる「炎の人」。ここでオロスコがテーマにしたのは、スペイン人によるメキシコ侵略だった。
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20世紀に入ると、虐げられた底辺に生きる人々によってメキシコ革命が起こる。革命直後、国家の独立やメキシコ独自の歴史を、誰が見てもわかる形で残そうと、このような壁画が多数描かれた。いわゆる「壁画運動」の始まりだった。
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