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第250回2001年04月29日
タッシリ・ナジェール(アルジェリア)
遺産名:
タッシリ・ナジェール
Tassili n'Ajjer
所在地:アルジェリア(Algeria)
分 類:N(ii)N(iii)C(i)C(iii)
登録年:1982
放送日:2001年04月29日
放送回:第250回
タッシリ・ナジェール
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サハラ砂漠の南に、およそ800kmにわたって連なる黒い山脈−タッシリ・ナジェール。現地のトゥアレグ語で「水の台地」を意味する。砂漠の風と熱帯性の気候が、黒い岩山を奇妙な形に変えてきた。しかし、この風変わりで謎めき、月世界を想像させる地に、かつては緑があふれ、人々が生活していたとは、とても思えない。
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今から8000年前に、ここに人類が暮らしていた証拠が、洞窟や岩山に無数に残された壁画だ。何千年ものあいだ、多くの民族が交代しながら、様々な壁画を描き続けてきた。
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7000年前の古い壁画には、今、サハラ砂漠より南に生きるネグロイド系の人々が描かれている。この時代の画は、農耕や牧畜を知らない狩猟民が描いたものと考えられており、「狩猟民の時代」と呼ばれる。そこには、またキリンなども描かれ、かつてサハラに緑豊かな時代があったことを証している。
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牛が涙を流しているように見えるこの画を、トゥアレグの人々は「泣く牛」と呼ぶ。「狩猟民の時代」に続く「ウシの時代」、人々は牛を飼い、歌や踊りなどを楽しんだ。しかし、今からおよそ3000年前、サハラの砂漠化が始まり、人々は牛を連れて南へと下り、タッシリナジェールの岸壁画は、「馬の時代」「ラクダの時代」へと移っていく。
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