
バルセロナのシンボル、サグラダファミリア教会。1882年この教会の建築を託されたのは、まだ無名で助手生活を続けていたアントニオ・ガウディでした。サグラダファミリア教会は、ガウディの建築家としての成長とともに独創性を与えられていった。 |
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ガウディの地下1階、地上6階の集合住宅、カサ・ミラ。1911年、当時の新聞はカサ・ミラをこう書いた「ガウディはアパート建築に新しいリズムを創りだした。すなわち海と山のリズムを作りだしたのだ。」"生命を表現する建築"ともいわれる。ガウディにとって最後の民間建築である。 |
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ガウディは60件の住宅が建つ田園都市をバルセロナの丘に築く予定であった。計画は中止され、その跡はグエル公園となった。モザイクのタイル装飾のベンチが美しい曲線を作っている。タイルを細かく割ることによって曲面を生み出している。 |
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当時、完璧といわれたゴシック建築よりも合理的な構造形式を求めたガウディは、このコロニアル・グエル教会のために10年間もかけて計画案を練った。この教会は未完に終わるが、ここで研究開発された技術はサグラダファミリア教会に取り入れられる。ここのベンチも彼の設計だ。 |
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