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海外からの特注にも応える畳店

11月20日(月)放送

荒川区・西日暮里、住宅街にある昔ながらの畳店。ここは、1934年創業「森田畳店」。

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<3代目店主・森田隆志さん>

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<職人歴56年のベテラン・藤田貞男さん>

この2人で店を守り、1枚1枚手作業、長年の経験と勘で、様々な畳を作り上げて行くのです。
運ばれて来たのは、イギリスから注文のあった特注品。

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三角形で、しかも畳縁が無い畳。簡単に作れるものではないそうで…通常の畳をつくるより何倍もの神経と時間を使うと言います。海外からの依頼は変形したものが多い。下見ができないので設計図をみて想像しながら作るそうです。

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森田さんは、海外からの注文が特に増えているといいます。
森田さん「実際に送ったのは60ヶ国以上だと思います。観光で来た外国人の方々が和室に触れられて『やっぱり畳はいい』ということで購入されている方は多いですね」

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海外からの注文がスムーズにいくよう、ホームページは英語・フランス語にも対応。外国人の方々が、直接メールで注文してくるとのこと。英語は「Google翻訳」で対応。それで堂々受注をこなします。

3代目の努力の甲斐あって、年間600枚もの畳を輸出。今では新規発注の9割が、海外からの注文なのです。
その中には、やはり日本人にはない外国人特有な発想の、不思議な畳があります。

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フランスから発注があったこの畳は「両面」なのです。裏がわに黒い畳表を張った用途とは、なんと1階の天井。つまり、2階の床である畳の裏面が1階の天井であり、しかもその天井が畳表となっているのです。

ほかにも、畳表を壁一面に貼り、壁紙として使用したものも。

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森田さん「かっこいいと思いましたね。なかなか面白いですね」

下町の畳店を支えるのは、海外ならではの自由な発想と、それに応える職人魂だったのです。

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