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小説の世界が味わえる本屋さん

10月6日(金)放送

秋になり、読書が捗る気候になってきた今日この頃。日比アナウンサーがやってきたのは趣ある本屋が多く建ち並ぶ「高円寺」。この街に「小説の世界が味わえる 本屋」があるということなので行って来ました!

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高円寺「コクテイル書房」

日比アナ「本がズラ−っとたくさんありますね…。奥にはカウンターのようなものもあります」

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日比アナ「こちらは飲食店を兼ねた本屋さんなんですか?」
コクテイル書房・狩野俊さん「それだけじゃなくて、小説の中に出てくる【物語の料理】を食べることが出来るお店です」

こちらのコクテイル書房は、もちろん本の販売も行っています。その一方で【小説の中に出てくる料理】が実際に食べられるのです。店主の狩野さんが、小説の文脈からレシピを想像し、再現して提供してくれるのです。

例えばこちらは…。

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【 『八日目の蝉』 角田光代 中央公論新社刊 】

狩野さん「角田光代さんの『八日目の蝉』という小説の中に出てくる、そうめんの【ふし】の部分が入った、トマトとキュウリのサラダです」
映画化され日本アカデミー賞も受賞した名作「八日目の蝉」。その主人公が逃亡先の小豆島で食べたのがこの一品。【ふし】とは手延べそうめんを作る際に出来る、売り物にならない曲がった部分のこと。そうめんの名産地・小豆島ならではの料理です。

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日比アナ「まさに今読んでいた料理が食べられる!何だか小説の中に入ったような感じがします」

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続いては、太宰治の自伝的小説「津軽」に登場する「アンコウのフライ」。

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【 『津軽』 太宰治 新潮文庫刊 】

日比アナ「外はカリっと、中はフワっとトロっと美味しい!あの太宰治を味覚で、胃袋で感じられます!」

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他にも、夏目漱石の「吾輩は猫である」の朝食の場面に出てくる「薩摩芋の味噌汁」や、

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【 『吾輩は猫である』 夏目漱石 新潮文庫刊 】

村上春樹さんの「1Q84」に登場する炒め物など、

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【 『1Q84』 村上春樹 新潮社刊 】

多彩なメニューを取りそろえているのです。

日比アナ「新しい小説を読むと、新しい料理を作りたくなるのですか?
狩野さん「それもありますが、逆に『新しい料理を作るために小説を読む』というときもあります」

お店では「あの小説のこの料理を食べてみたい」というリクエストを、お店で直接・またはお店へのメールなどで受けつけているとのこと。

さらにこちらではお酒を楽しむことも出来るのです。

狩野さん「村上春樹さんの旅のエッセイの中に出てきたウイスキーです」

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【 『もし僕らのことばがウイスキーであったなら』 村上春樹 新潮文庫刊 】

日比アナ「本を読みながらお酒を頂けるだけでなく、まさに【この本】に出てくるお酒を頂ける。この空間はたまりませんね」

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みなさんも、小説の世界を「味わって」みませんか?

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